頭痛であることを“ゆるく共有する”アプリ「頭痛仲間」 β版がリリース

他人に伝えづらい頭痛の自覚症状を、アプリ上で共有することでストレスを軽減させることを狙いとしたサービス開発が進んでいる。共有することも一つの策だが、医療機関を受診することも大切な手段であることをお忘れなく。

頭痛に特化した健康管理アプリ「頭痛仲間」のβ版が先月27日にリリースされた。現在はウェブサイト上で利用できる。「積読ハウマッチ」を提供している合同会社めもらば(東京都練馬区)が開発した。頭痛の有無の記録に加え、当アプリを使用している他のユーザーの中に頭痛の自覚症状がある場合、そのユーザー数がアプリ上に表示される。登録ユーザー同士で頭痛の症状を認識し合うことで、精神的ストレスを軽減する狙いだ。

出典:めもらば

頭痛仲間はTwitterの認証によりアカウント登録をすることができる。現在地や希望する地点を登録することで、そのエリアの天気予報と気圧が表示される。ユーザーが自ら登録する頭痛症状の有無と気圧の変化とを可視化することができる。ただし、頭痛の要因は必ずしも気圧だけに限らないことに留意されたい。
現在提供されているβ版では、頭痛状況の記録と全体の統計、気圧の変化のグラフ、天気情報を表示することが可能となっている。正式リリースでは「ひとことメモや頭痛以外の体調の記録」と「コメント投稿によるゆるいソーシャル機能」を搭載するという。まだ正式リリースのスケジュールは公開されていない。

出典:めもらば

頭痛仲間
β版ページ:http://zutsuu.memory-lovers.com/
Twitter:@zutsuu_friends

健康管理アプリ「CARADAお薬手帳」リニューアルリリース 調剤予約や服薬のリマインドも 連携薬局も増加中

オンライン服薬の流れが加速している。新アプリのローンチやリニューアルなどが進み、スマートフォンを活用した健康管理のできる医療機関が増加。今回は薬局との連携に強いエムティーアイ社がアプリリニューアルを行った。

エムティーアイが運営するアプリ「CARADA」がリニューアルし、「CARADA お薬手帳」として28日にリリースされた。調剤予約や服用のアラート、ユーザー以外の家族の管理もすることができる。また導入薬局も都内では120を超えるなど、徐々に浸透している模様だ。

出典:エムティーアイ

調剤を予約する際に必要な問診票のデータ送信機能も搭載

ことし9月1日に改正薬機法が施行され、「調剤した薬剤の適正な使用のため必要があると薬剤師が認める場合には、服薬期間中のフォローアップが義務」となり、薬局側は患者の状態に合わせた服薬指導の徹底がより強く求められている。CARADAお薬手帳では、既往歴や副作用などの情報を確認できるようになっており、細かく患者個々人に合わせた服薬指導が実現できるとしている。

主な機能は以下のとおり。
・調剤予約…トップ画面からすぐに調剤予約ができ、あわせて既往歴や副作用歴、アレルギーなどの情報も送ることが可能
・予約リマインド…調剤予約後、トップ画面に予約日時をリマインド通知
・薬局連携…事前に薬局と連携することで、来店時に処方せん情報が自動登録され、毎回の登録の手間などが削減
・お薬手帳…市販薬と処方薬で分けて管理可能。医療機関名からの絞り込みにも対応
・服薬記録/リマインド…服薬時間を設定することでリマインド通知され、飲み忘れ防止をサポート
・家族の管理…自分だけではなく家族の情報も登録でき、家族のお薬管理も可能(人数制限なし)

CARADAお薬手帳:https://www.carada.jp/pharmacy/customer/

病院長によるセカンドオピニオン外来をオンラインで 週2日実施 16日から44,000円で

国立循環器病研究センターは14日、オンラインによるセカンドオピニオン外来の予約受付を開始。外来診療はあす16日からで、毎週水曜と木曜に実施する。病院長自らが担当し、料金は1回あたり税込み44,000円。

国立循環器病研究センター(以下、国循)は14日、メドレーの提供するオンライン診療システム「CLINICS」を用いて、オンラインによるセカンドオピニオン外来の予約受付を開始した。外来診療はあす16日からで、毎週水曜と木曜に実施する。飯原弘二 病院長が担当し、料金は1回あたり税込み44,000円。

セカンドオピニオン外来の診察イメージ(画像:国立循環器病研究センター)

診察予約のためには、メドレーが提供する「CLINICS」を経由する必要がある。Webからアカウント登録をするか、スマートフォン上でアプリをダウンロードすることで手続きをすることができる(CLINICS:https://clinics.medley.life/)。ただし、紹介状などの書類はデータ送付ではなく郵送する必要があるので注意したい。診察後の支払いは、アカウント上に登録されたクレジットカードで行われる。

脳卒中と循環器病の制圧と対策に取り組んでいる国循が、遠方にいてもセカンドオピニオンを希望する患者に対応するための一環として始める。平成28年の厚労省の調査によると、要介護の原因となる疾病のうち脳卒中と循環器病が実に22.2%もの割合を占めており、1位の認知症(24.8%)に迫る勢いだ。

受付・お問い合わせ先(患者・家族向け)
国立循環器病研究センター 専門医療連携室
電話:06-6170-1361(直通)
受付時間:9:00から16:00(平日)

国立循環器病研究センター:http://www.ncvc.go.jp/

メドレー:https://www.medley.jp/